さまよえる格闘技漫画たち


 90年代、K-1、PRIDEの格闘技ブームの時代に呼応するように多くの格闘技漫画の傑作が生みだされた。それから20年以上の月日がたち、現実の格闘技は異種格闘技戦の浪漫から、~VT~総合格闘技~MMA、興行としての隆盛を極めたPRIDEを経て、UFCがMMAという競技を確立し、巨大な競技、ビジネスとして確立された。
 90年代に時代をリードしていた格闘技漫画の「最強の格闘技とは何か」というテーマは時代に追い越され、陳腐化し、MMAで最強を目指すうえではあらゆるスキルに精通していなければならない、何でもできる選手が強いという当たり前の結論にいきついた。
 多くの名作がいったんは完結しながらも続編が描かれ、その中で苦しんでいる作品が少なくない。
格闘技漫画は時代に取り残されたジャンルなのか?90年代からの時代を振り返りその流れを検証する。

格闘技漫画、灼熱の時代

 格闘技をテーマにした作品は前時代から、梶原一騎を源流とする格闘技漫画のヒット作は存在しているが、90年代の格
格闘技

修羅の門
 修羅の門の連載開始は1987年5月号と案外古く、格闘技冬の時代。この年の1月に梶原一機は亡くなっており、飛田高明のモデルとなった前田日明はUWFはまだ新日本プロレスで戦っており、今日、90年代
奇しくも同時期87年5月に格闘技通信が定期刊行物としてのスタートをしています。

修羅の門 第一部
85年
神武館の天才海堂明VS陸奥九十九、その戦いが描かれたのは87年12月号~88年2月号、87年の11月に極真空手第四回世界大会が開催され、決勝で松井章圭がアンディ・フグを破り優勝。

修羅の門 第二部
UWF旗揚げはこの年の4月
話に大きくかかわってくるわけではないが奇しくも連載期間と新生UWFの活動期間はほぼ同じである。

修羅の門 第三部
どんな条件下でも圓明流が最強であることを証明する、テーマとしての評価は分かれるところで、後年の作品ではそれを否定するかのような描写が散見するが、

ボクシング編が始まった90年10月号、この年の2月10日マイク・タイソンはジェームス・ダグラスにKOで敗れるという歴史的なアップセット。連載中の91年7月にレイプ事件で収監、表舞台から姿を消すと
ボクシング編はそのタイミング以上の意味をもつこととなる。

修羅の門 第四部
 これ以上運命的な連載開始は無かったかもしれない。ボクシング編の連載終了が1993年10月号。翌月から修羅の刻、陸奥高斗の章の連載となるのだが、1993年11月12日、格闘技の歴史を変える出来事が起こる。ジ・アルティメット・チャンピオンシップ・ファイティング、今日のUFC、当時の通称アルティメット大会の開催である。開催当初は全くのノールール、当時の格闘技の常識を超えた、今日の競技化されたMMAとは全く異なる全くの喧嘩大会。当時はグローブ空手か掌底か顔面攻撃の在り方について議論されていた時期に素手の拳による顔面攻撃が許されるなど
 作者もあとがきでネタとしては言い訳のようなあとがき、実際に自分自身もどこかでコンデ・コマについてのインタビューは読んだ記憶はあったが、アルティメット大会が世に出ていなければ、第四部はどんな内容になったのか?VT編でなく、グラシェーロ柔術編になっていたのか
実際の
さき」

グラップラー刃牙

 グラップラー刃牙の連載開始も案外早く1991年の43号、時期的には格闘技ブームの前夜といった頃、91年1月に新生UWFが解散、格闘技志向のリングスが旗揚げしプロレスファンの一部にも正道会館やリングスのオランダ勢、ロシア勢と海外の格闘家の名前が本格的に広がり始めた時代でした。翌92年3月に正道会館が格闘技オリンピックを開催し、日本での本格的なプロ格闘家の誕生の潮流が生まれました、自分自身もこの頃に格闘技通信誌上で平直行のモデル=範馬刃牙という作品を知り、作品を読み始めるきっかけとなりました。時期的に独歩VS勇次郎をやっていたころだった気がします。
 連載当初は当時のチャンピオンが低迷期だったこともあり中々知名度も上がらなかったが、93年のK-1GP開催での格闘技ファンの急増、同時期に浦安鉄筋家族他、チャンピオンの連載作品の充実もあり人気も知名度も上昇、作中に花山が登場した頃にはかなりの人気になっていました。そしてドカベンプロ野球編が始まった95年春、チャンピオンの注目も大きく上がり、この年の夏に始まった最大トーナメント編の頃には少年チャンピオンの枠を超えたヒット作になったのではないかと感じます。

 高校鉄拳伝タフが始まったのは刃牙に遅れること二年、ヤングジャンプの1993年の33号。この二年の差は当時の格闘技の流れとしては大きく、連載の始まった93年はまだ格闘技の人気が世間一般に届いているとは言えませんが、格闘技ファンが一定数確立された段階での連載のスタート。この年の4月に第一回のK-1GPは大成功、力王、ザ・ハードとすでに実績のある猿渡哲也氏の作品であったこともあり、また、連載前後に旗揚げしたパンクラスと集英社のタイアップ企画も多く、スタート時から一定の人気を得ていたと思います。修羅の門、グラップラー刃牙を東西の横綱とするならば、大関と言える作品です。

陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!!

 真嶋君の連載開始は週刊少年ジャンプ、95年11号、まだK-1はゴールデンタイムに進出してなかったとはいえ、レンタルビデオでは盛況、佐竹の芸能活動の露出もあって、関心はなくともK-1の名前は聞いたことがあるくらいには世間に浸透していたのではないでしょうか?またタイトルにある柔術、93年11月にグレイシー柔術が登場しているとはいえ、まだまだ一般人への知名度は高いとは言えず、また格闘技界でもグレイシー柔術の強さ、凄さは認められていても、グレイシー柔術の自体に対する理解もほとんどなされていない時代に古流柔術をベースにした意欲作。
 修羅、刃牙の格闘漫画がヒットした後の土壌での週刊少年ジャンプでの連載。最初から無敗、王者設定の陸奥、刃牙に対して、一介の高校生の真嶋君に伝承者として負けられない設定は背伸びした感があり、のちのちの主人公のドラマ作り、成長要素の枷になったのではなってしまったと感じます。碇という好キャラも最初のシリーズボスに出していい存在でなく、北斗に例えるならシンの位置にラオウを出してしまった感じがします。最初の光臨館の大会を同年代のライバル、二宮との決着、あるいは碇に負けさせていればもっと後半の話も展開しやすかったのではないかと思います。

修羅の門二門

  • ジャンプ伝統の打ち切り展開?  すでに過去の印象なのかもしれないが週刊少年ジャンプといえば人気作でも容赦ない打…

  • ONE PIECE、連載開始の経緯 木多康昭の語るマシリト <blockquote class=&#82…

  • テスト記事

  • 修羅の門の連載開始は案外早い、1987年5月スタートと 当時の格闘技UWFブームもなく極真空手は第4回世界大会…

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Close-up of dried, cracked earth.

What’s the problem?

Trees are more important today than ever before. More than 10,000 products are reportedly made from trees. Through chemistry, the humble woodpile is yielding chemicals, plastics and fabrics that were beyond comprehension when an axe first felled a Texas tree.

Forest.

Even a child knows how valuable the forest is. The fresh, breathtaking smell of trees. Echoing birds flying above that dense magnitude. A stable climate, a sustainable diverse life and a source of culture. Yet, forests and other ecosystems hang in the balance, threatened to become croplands, pasture, and plantations.

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